福岡市西区の塾より「目標の達成について」
2020/03/19
先日、「高校・大学受験校の決め方」について述べましたが、
今回は受験校に合格するために、
「どのように学力を上げていくと良いか」について述べてみます。
多くの受験生の皆さんは、早い時期(1学期中)から、
模試の合格判定のアップを望んでいると思います。
しかし、早い時期に判定がAやBになると、
思わぬ落とし穴にはまってしまうこともあります。
その落とし穴とは、
「もう仕上がっている」
「これくらいの勉強で大丈夫だろう」
「まっ、これで何とかなるだろう」
と大きな勘違いをしてしまうことです。
そのため受験勉強が知らず知らずに手抜きとなり、
じわじわとライバルたちに追い抜かれてしまい、
最終的には不合格になってしまうのです。
人は切迫感がある方が集中できるものです。
「合格にはまだ足りない」
と思いながら日々頑張り抜く方が良い結果へとつながります。
特に現役生の場合は、今年の10月ぐらいまでE判定で構いません。
そして11月ぐらいから少しずつ上昇の兆しをつかみ、
年明けとともに急上昇を成し遂げていきましょう。
受験勉強の本質は、「自分の弱さとの戦い」にあります。
どうしても人は楽を欲するのです。
なまじ「これくらいで大丈夫だろう」と早めに手抜きを覚えると、
立ち直るのに一苦労です。
そこで早い段階でBやAの判定が出た場合は、
さらに上のレベルの学校に挑戦することも考えてみましょう。
「ただ受かれば良い」
と考えず、
「この受験期を通じて自分を鍛え育てる」
と考えてください。
それが出来れば、自然と合格をも手にすることになるでしょう。
己自身と闘うことこそ
もっとも困難な闘いであり、
己自身に打ち克つことこそ
もっともすばらしい
勝利である。
(ローガウ ドイツの詩人)