自分に都合の良い勉強
2018/12/28
大学受験・高校受験共に刻一刻と迫ってきています。
この時期、特に気をつけなければならないことは、
「自分なりの、自分に都合の良い勉強をしない」ことです。
自分に都合の良い勉強は、大概が自分に楽な勉強になっています。
勉強もスポーツも芸術も、楽をして得られるものはたかがしれています。
楽な勉強の代表例は、
「勉強する科目が偏ること」です。
知らず知らずに好きな科目ばかり勉強したり、
時間が無いと焦って、苦手科目だけを勉強してしまうことです。
しかし、受験直前期はどの科目もバランスよく、
計画的に学習することが大切です。
焦る気持ちを抑えて、総復習をすることです。
いくら得意な科目であっても、
何日も学習しないと、
微妙な勘が薄れてしまいますし、
苦手科目ばかり頑張っても、
合計点があまり伸びないことはよくあることです。
合否は本当に1点勝負です。
合格に必要な全科目の合計点で、
いかに合格最低点を上回るかが大切なのです。
受験は決して1教科では決まりません。
また、塾などで与えられた課題に手を付けずに1日を過ごすこともやめましょう。
塾では当然のことながら、
「今、何が必要か!」
を考えて指示が出されるはずです。
それなのに自分のやりたいことだけを行うのはとても危険なことです。
先ほども言いましたが、
自分なりの勉強は、考えているようで、経験の乏しい受験生の場合には、
理に適っていないことが多々あります。
どうしても自分の考えた勉強をしたければ、
塾の課題にプラスアルファで行うとか、
時間が足りないと思うならば、
相談をしてから取り組むなど、
一つ上の行動を心がけましょう。
塾側も学校も決して生徒の自主性を軽んじているわけではありません。
教える立場にある者は、いかに自主性が重要であるかは、
身に染みて経験しているのです。
その上でのアドバイスには、ぜひ、耳を傾けて欲しいものです。
塾も学校も家族も誰も失敗など望んでいません。
自分を支援してくれる存在を大切にしてください。
そして、本物の力をつけた後、
「俺流」に突き進んでください。
やり方は三つしかない。
正しいやり方。
間違ったやり方。
俺のやり方だ。
(マーティン・スコセッシ アメリカの映画監督)