塾 学びのコツ(2)
2017/07/08
保護者の方から
「ノートの取り方を指導してほしい」
と依頼されることがあります。
生徒諸君は
「なぜノートが必要か?」
を理解していません。
実はここに学びのコツがあるのです。
ノートには大きく分けて2つの目的があります。
一つ目は問題集などを解くときに、計算や解答を記入するために使います。
すなわち「雑記帳」としての使い方です。
二つ目は学習内容を覚えるために使います。
こちらは「オリジナル参考書」としての使い方です。
短期記憶は記憶方略によって長期記憶になります。
この記憶方略を有効に行うためにノートを利用することが二つ目の隠された意味です。
つまり、学習内容を長期記憶に変え、受験に耐えうる記憶にするということです。
先生の板書など、ただ書き写し、二度と見直さないなどは、
とても”もったいない”ことです。
では、 「記憶方略」とは何でしょうか?
以下の3つのステップをまとめたものです。
1 貯蔵方略…情報を声に出して(あるいは心の中で)復唱するリハーサルや、多数の情報の中から関連する情報をまとめて覚える体制化など。
2 検索方略…ある情報を思い出すために手がかりを使うといったようなこと。
3 学習方略…多くの情報の中から必要な情報だけを取り出し、それを記憶するといったようなこと。
すなわち、ノートは見直してこそ効果を発揮するのです。
受験生の皆さん、合格するためには合格最低点を上回る学力が最低限必要です。
その学力を身につけるためには、何度も何度も覚えたいことが記録されているオリジナルノートを見直すことが効果的なのです。
この夏、合格に結び付く「オリジナルメモリーノート」を作っていきましょう。
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学習支援塾「羅針盤」
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