☆読解力の向上☆

塾での相談の一つに、

「国語の読解力がないので、どうしたらよいでしょうか？」

というものがあります。

実際には、「論理的思考力」「語彙力」などを地道に高める必要があるのですが、

一つ簡単にできることを紹介したいと思います。

それは、問題文を読むとき、今までとは違う気持ちの持ち方で読んでほしいということです。

 

「自己モニタリング方略」によると、

国語と英語長文の成績は女子の方が上であり、

特に成績優秀な女子には、以下の2つの特徴が見受けられるそうです。

一つ目は、

「へえ、たしかに」

「そうなんだ～」

というように、まるで作者の友達であるかのごとく、しきりに共感しながら読んでいるということです。

二つ目は

「あ、これは私も経験がある」

「これって○○君のことじゃない？」

というように、文章の内容を、自分や友達に勝手に結びつけて読んでいるということです。

以上のように、問題文を読むときに、しらけた気持ちで読むよりも、自分に引き寄せて、前のめりの気持ちで読んだ方が、文章の意味を深く理解できるのです。

 

受験生の皆さん、折角時間を割いて問題文を読むのならば、

「今日の話材は何だ？」

「おーっと！科学ものか～！」

と前向きに楽しんで取り組んでみてください、

必ず効果が出てきます。

 

※「自己モニタリング方略」とは？

「いま読んでいる文章について、自分がどこまで分かっていて、どこで分からなくなってきたのか」を意識的に自己診断しながら読み進める学習方法のことです。

これは、文章の理解力も高めるのにとても効果的であることが、多くの研究で実証されているそうです。

 

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