1学期も重要!
2016/05/20
福岡県公立高校入試では中学3年生の内申点が受験の合否判定に使われます。
以前の教え子の中に筑紫丘高校を目指している中学3年生がいました。
その生徒に「筑紫丘高校を目指すなら通知表の評定が大切になる。悪くても9教科で38以上は目指そう」と1学期に話していました。
しかし、運動部に所属しており、中体連での勝利を目指し、部活優先の生活を送っていました。
「今のままでは定期テストで失敗してしまうぞ」という忠告も聞き流され、結果、1学期の通知表は9教科で34でした。現実的には筑紫丘高校の受験は回避すべき成績です。
部活も引退した2学期、「先生、やっぱり筑紫丘高校を受験したい」と言います。
「ならば、2学期で42を取りなさい。そうすれば合格の可能性が出てくるだろう」と伝えました。
確かに2学期は頑張っていましたが、通知表は38止まりでした(これでも立派な成績なのですが…)。1学期と平均すると36。やはり筑紫丘高校合格は、非常に厳しい状況でした。
ここで重要なことは2学期に38取れるなら、なぜ1学期も頑張っておかなかったのかということです。
人は後から気づくことが多いのですが、後から気づいても取り返すことはできないのです。
この例の受験生は、確かに2学期以降はよく頑張っていたと思います。しかし、受験が近づいてからならば、誰でも頑張れるのです。大切なことは、「まだ受験が目前に迫っていない今、どう頑張るのか」なのです。
結局、あきらめきれず筑紫丘高校を受験しましたが、内申点というハンデを打ち破ることが出来ず、不合格となりました。
受験生の皆さん1学期も大切にしてください。
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