お問い合わせはこちら

ブログ

判断力

2016/01/10

 脳科学者の中野信子さんは、物事を判断するとき、人は脳の2つのシステムを使っていると言っています。一つは、ものごとを迅速に判断する「Xシステム」で、もう一つは、長期的な視野に立ってより正確に、合理的に判断できる「Cシステム」だそうです。

ビジネスの世界では「即断即決」の方がリーダー的であり、成功しているとよく思われていますが、真の成功者は決して拙速ではなく、物事の判断においてまずCシステムを十分に働かせ、その結果、答えが出たならばXシステムで即行動しているのではないでしょうか?やはり何事もバランスが重要だと思われます。

 

試験においても、早く解けてもミスが多いと得点は伸びませんし、一つ一つをじっくりと考え込んでいては、時間切れで最後まで解くことが出来ず、やはり得点は伸びません。試験でもバランスが重要なのです。

しかし、生徒諸君を見ていると「Xシステム」が優っている方が多いと感じます。「嫌なことは早く終わらせよう!」と、目先の問題を早く終わらせることに執着しているように感じるのです。

 

そこで、「Cシステム」を鍛えるために日ごろから「我慢する訓練」「嫌なことにも目を向ける訓練」「長期的な利益に目を向ける訓練」をしていきましょう。勉強中なのにメール・ラインが来たからといってすぐに見るのではなく、「今、勉強中だから終わってから見よう」、テスト前なのに友達から誘われたからといってすぐに遊びに出かけるのではなく、「今はテスト前だから、テストで良い結果を出すためにも、今日はやめておこう」と考える練習をすれば、Cシステムは伸びていくそうです。

 

受験生の皆さん、「Cシステム」を鍛え、働かせて、余計な動物的情動に動かされることなく、受験の勝利者になってください。

image

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
学習支援塾「羅針盤」
http://shien-z.com
TEL:090-2960-7905
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

当店でご利用いただける電子決済のご案内

下記よりお選びいただけます。