勉強の最大の敵は「楽がしたい」
2024/04/28
仏教を開いたお釈迦様は
「人間は欲の塊である」と説かれています。
(1)おいしいものを食べたい、飲みたい。
(2)お金持ちになりたい。あれも欲しいこれも欲しい。
(3)異性から好かれたい、もてたい。
(4)他人から認められたい、褒められたい。
(5)寝たい、楽がしたい。
の五つです。
勉強が好きでたまらないという生徒はめったに見ることはありません。
「出来ればしたくないもの」
それが学生時代の勉強に対する本音かもしれません。
しかし、好きでもない勉強に真剣に取り組む生徒も少なくないのも事実です。
将来の夢の実現を想像して、今を頑張る。
その原動力が上記の(1)~(4)の欲なのかもしれません。
将来、やりたい仕事に就き、お金を稼いで
おいしいものを食べ、異性にもてて、名声や多くの物を手に入れる。
そのために今は勉強に力を入れるのです。
すなわち未来の大きな願望のために目の前の小さな欲を押さえつけるのです。
逆に勉強ができない、継続しないという生徒は
未来の願望は小さく、目の前の欲があまりにも大きいのでしょう。
「今が楽しければそれでいい」
「とにかく楽がしたい」
という残念な欲に押しつぶされているのかもしれません。
他の動物とは違い人間が持つ「想像力」を存分に発揮してください。