伸びる生徒になるために(5)
2023/03/14
伸びる生徒になるための条件の5つ目は
「学習に対して努力できる」です。
よく「勉強はしているんだけど伸びません」と言う言葉を聞きますが、
多くの場合「本当の努力」をしていないことに
本人は気づいていません。
残念ながら「勉強しているつもり」になっているだけです。
「努力」において大切な中身には
「質と量」があります。
このどちらかが欠けていても
学習効果は思うようには上がりません。
まず「質」の面から見ていくと
勉強には以下のような重要ステップが必要です。
(1)問題を解いて、出来ない問題を発見する。
↓
(2)出来なかった問題の解法などを理解する。
↓
(3)問題を解くために必要な事柄を記憶する。
↓
(4)出来るようになったかどうか、再度問題を解いて確かめる。
↓
(5)まだ出来なければ出来るようになるまで、出来るようになったならば忘れないように何度も復習を繰り返す。
このようなステップの中で、ほとんどの生徒は
(1)か(2)ぐらいまで、ちょっと頑張る生徒で(3)ぐらいで勉強をストップしています。
勉強で何よりも重要なことは(5)です。
ここまで進んではじめて
「勉強した」と本当に言えるのです。
当然(5)まで進もうとすれば
多くの勉強時間が必要になります。
1時間やそこら勉強して
勉強した気になっているようでは
学習においては2流なのです。
勉強はやはり「量」も大切な要素なのです。
模試などで良い結果(A判定やB判定)を得ている生徒は
例外は確かにいますが、
ほとんどはこのような努力をしている生徒です。
受験学年の生徒の皆さんはもちろんのこと
他学年の生徒の皆さんも
自分の学習の質と量を見つめてみましょう。