「なぜ楽を選ぶのか」

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「なぜ楽を選ぶのか」

2023/03/18

世の中には「勝ち組」「負け組」という分類があります。

どちらの方が多いでしょうか?

おそらく圧倒的に「負け組」だと思われます。

 

なぜそうなっているのかというと

人は本来「楽を求める」性質を持っているからでしょう。

日常生活の中で現れる数多くの選択の場面で

人は意識的に、いや無意識に

「自分にとって楽な方」を選択しているのです。

 

「楽な選択」によって

自分が成長することはまずないでしょう。

スポーツでも音楽でも芸術でも

成功者は苦労をしているはずです。

 

もしそうでなければ

世の中は「勝ち組」で溢れかえっているはずです。

なぜならそれが人間の本質だからです。

 

「若いうちの苦労は買ってでもせよ」

とはよく言ったものです。

将来の成功のために、

「今を頑張れ」という先人たちのアドバイスです。

 

実は楽なことをしていてはいけないことは

子どもたちも気づいているのです。

しかし、苦しい方は選びたくないので逃げてしまうのです。

良くないことと分かっているから

楽な方を選択するときには

「言い訳」を考えます。

自分は決して楽を選んだわけではないと思いたいからです。

けれどもその「言い訳」には「論理性」が無く、

「自分本位の思考」から生まれたものがほとんどです。

さももっともらしいことを言っていますが、

非生産的で打算に満ちています。

 

以前、「学校の勉強に専念するため、塾をやめます」

という話を聞いたことがあります。

詳しく理由を聞いてみると、

「部活が忙しくて学校の成績がか下がってきている」のが理由だとわかりました。

ならば、やめるべきものは学業の邪魔になっている部活のはずです。

でも部活は好きだから理由をこじつけて

「学校の勉強に専念する」と言うのです。

そう言えば自分が正当化できると思っているからです。

しかしここで選択すべきことは

「いかに勉強と部活を両立させるか」です。

部活で疲れ手入れも、毎日決めた時間を学習にあて実行する

「苦しい道」を選択すべきです。

そしてやはりこのことが難しければ、

「部活をやめる」という「苦しい方」を選択しなければなりません。

とは言っても実は、学業不振の原因は

部活でも塾でも学校でもなく

「自分の怠け心」であることがほとんどなのですが、

子どもたちはそれを認めたくないので

自分以外のものに出来ない理由を求めているのです。

 

このような場合、親は「間違った選択」を止めるべきです。

若い時に楽をする癖をつけると

自分が一番損をすることを

親は経験上知っているはずだからです。

なぜ子供を苦しめる選択を認めてしまうのでしょうか?

「本人が言うのならば仕方がない」

「親がいくら言っても、本人の人生だから」

と言って「楽な選択」を認めてしまう

その方がやはり親自身も楽だからです。

そして後に、親子ともに後悔し続けるのです。

 

少し厳しい内容になってしまいましたが、

子どもたちの主張には

大人から見て道理がかなっていないことが数多くあります。

 

「一人の賢母は百人の教師に匹敵する」

我々教師が束になってかかっても

命がけで子を産み、育ててきた母親には

とてもとても影響力ではかないません。

 

生徒の皆さん、保護者の皆さん、

「自分にとって苦しい方」を選択する

「子供にとって苦しい方」を選択させる

勇気を持ってください。

 

 

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