福岡市西区の塾より「自分勝手2」

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福岡市西区の塾より「自分勝手2」

2020/11/07

前回、最終的に失敗しやすい「自分勝手な生徒」の心の働きを見ていきました。

今回は自分勝手な生徒の特養を挙げてみます。

 

(1)「自分に甘いが、他者には厳しい」

自分勝手な生徒はとにかく自分を第1に考えます。

そのため思い通りにならない場合はすぐに不機嫌になります。

同じ過ちでも自分の場合は気にしませんが、

他者が行うと猛烈に批判します。

まさにダブルスタンダードの鏡です。

 

(2)「恩返しの精神がない」

自分勝手な生徒は自分さえ良ければOKなので、

他者から受けた親切にお返しする気持ちがありません。

いろいろと要求の多い生徒・保護者ほど

突然退塾していきます。

それまで様々な要求に応えてもらった恩など微塵も感じていません。

 

(3)「成績不振をすぐに責任転嫁する」

自分勝手な生徒は自分で責任を負うことをとても嫌がります。

成績が上がらないことを親から指摘されると、

友人や環境のせいにしようとします。

そして親を丸め込むため、

徹底的に言い訳を見つけ出します。

言いがかりを聞かされる他者の気持ちなど考慮しません。

それが自分勝手な生徒なのです。

 

(4)「自分が間違っていても認めず、反省もしない」

自分勝手な生徒は自分の考えが正しいと思い込んでいるので、

教師から見てあきらかに間違った学習を指摘しても

素直に認めることはありません。

そして、自分に非があるとは思っていないので

何を言われても平然としています。

もちろん行動は一切変化しません。

 

(5)「自分の意見は必ず押し通す」

自分がやりたいようにやるのが自分勝手な生徒なので、

人の意見を聞き入れて譲歩したりしません。

一度言い出すと頑固に自分の主張を貫き通すので、

進路指導などで常識的な本人の学力に合ったアドバイスをしても

本人にとって不本意な内容であれば

聞き入れられることはありません。

そして自滅していくのです。

 

(6)「愛想笑いが多く、平気で嘘ををつく」

自分勝手な生徒は他者に良いイメージを持ってもらうために

作り笑いをして、人当たりの良い人を演じます。

その方が、少々面倒臭い頼み事でも

他者は聞き入れてくれると知っているからです。

全ては自分のため笑顔なのです。

 

いかがですか?

かなり厳しい内容になりましたが、

このような自分勝手な生徒は

全国的に見ても年々増加しているのではないでしょうか?

世の中があまりにも気を使い過ぎて、

「愛情の裏返しである厳しさ」をも否定し、

自分勝手な言動を幼い頃より改めようとしなかった教育のゆがみなのかもしれません。

とても残念で悲しいことです。

 

「人は他者によって変えられることはない」

「自分を変えられるのは自分だけ」

 

どうか成功するために

難しいとは思いますが、

少しでも耳を傾けてください。

 

 

 

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