福岡市西区の塾より「部活動の再開について」
2020/05/30
新型コロナウイルスの感染拡大防止による
臨時休校が終わり、部活動も徐々に再開される見通しです。
再開にあたり各部活において、
三密をさけるための様々な工夫を行うようです。
ニュース記事によると、
サッカーは接触プレーを避け、
シュートなどの基本練習に留めたり、
重量挙げでは一人一つずつ割り当てられたバーベルを使って、
声を出さずに持ち上げる練習をするそうです。
またレスリングでは組み合う練習を避けて、
ロープのぼり、鉄棒での懸垂など
やはり基礎体力作り中心の練習を行うようです。
このような記事を読むと、
共通のボールを使って練習することは出来ないようなので、
野球・卓球・バスケットボールなどの球技は、
一体どのような練習をするのかとても気になります。
やはり基礎体力作りなのでしょうか?
それならば個人練習でよく、
わざわざ全体練習を行う必要なないと思われます。
そもそも多くの部活動指導者は、
「感染状況を見ながら活動をしていきたい」
「感染防止のため最大限気を配りたい」
と言われていますが、
最大限気を配るなら活動を禁止すべきですし、
専門家でもないのに感染状況を見ながら、
通常練習に踏み切る時期を判断することなでできるのでしょうか?
多くの専門家は
「ウイルスとの共生を考えて生活しなければならない」
「そのために新しい生活様式が必要だ」
と言っているのです。
すると結局、
ワクチンや特効薬が出来ない限り、
通常の練習も試合も出来ないことになるはずです。
このままでは生徒の皆さんが
あまりにも可哀そうです。
科学的根拠に基づいて、
出来る限り通常の練習をまず目指し、
危険を感じたならば
すぐに軌道修正する方が良いのではないでしょうか?
子どもたちは部活動で
仲間と共に自らを鍛え、
共に成長していくことを目指して
部活動にも励んでいるのです。
仲間(部員)との接触は出来るだけ禁じるべきものではありません。
私も中学から大学卒業までの10年間、
バレーボールに打ち込みましたが、
現在の訳の分からない自粛的な練習再開には
疑問しかわきません。
どうか一日も早く生徒の皆さんが、
気兼ねなく部活動に参加できるようになることを
願っています。