高校・大学受験校の決め方(福岡市西区学習支援塾)
2020/03/17
新型コロナウイルスの感染がじわじわと拡大する中、
新年度の学校再開が未定のままの状態になっていますが、
来年の受験に備えて、目標(受験校)は決めていかねばなりません。
受験生の中には、
「どんな学校があるのかよくわからない」
「自分に合う学校はどこなのかわからない」
「まだ決まっていない。別にどこでもいい」
などと、どこか他人事のように考えている生徒がいますが、
さすがにこれで満足のいく受験結果を求めていくのは、
無理と言わざるおえません。
どんな学校があるかはネットを使えば、
いくらでも情報は手に入ります。
「どこの山に登るのか?」
それすらもわからず、歩き始めてもたどり着く可能性はほぼゼロです。
久住山に登るのと、富士山に登るのと、マッターホルンに登るのとでは、
装備自体も体力的準備も全然違うはずです。
受験生の皆さん、もし受験校が決まっていないのであれば、
早くリストアップしていきましょう。
では実際に受験校を決める上で注意して欲しい点を3つあげてみます。
(1)「1校だけに絞るのはやめましょう」
受験校を一つに絞るということは、
一見覚悟があり、良いことのように感じられるかもしれませんが、
このパターンの多くは失敗します。
福岡でも1部の高校の生徒にこの傾向がよく見られます。、
「九大しか受けません」
と意地を張る生徒は、なぜかよく浪人します。
一番の原因は、九大に合格することしか考えていないため、
勉強が偏り、逆に非効率的になってしまうからです。
「この問題は九大の傾向にあっていないのでやりません」
と決め打ちをするのです。
問題の傾向など変化して当たり前なのに、
その事には気づかず、ひたすら効率だけを求めてしまうのです。
受験校を複数にすることで、勉強の幅が広がり、
いろいろな問題パターンに対応できるようになります。
来年から実施される共通テストでも、
「初見の問題」にどう対応するかがポイントになるので、
複数校の過去問に取り組むことは、とても良い勉強になります。
(2)「現在の学力で決めない」
折角、大切な時間を費やして受験勉強をするのであれば、
「行けそうな学校より、行きたい学校」を選択すべきです。
今の学力の自分が受験するのではなく、来年までに成長した自分で勝負するのですから、
今は少々高望みぐらいでちょうどいいと思います。
(3)「受験校は今後変化しても構わない」
「一度決めたら変えてはいけない」と思わず、
「自分の変化に合わせて、目標も変化して当たり前だ」と思ってください。
ただし受験校を変える場合は、
受験のプロにぜひ相談してください。
プロのアドバイスを聞きながら、自分でよく考える。
このような柔軟で素直な姿勢が、成功へと導いてくれることでしょう。
「目標が人を育てる」と言います。
受験生の皆さん、大切な青洲時代の貴重な時間を使って、
受験勉強に挑むのであれば、
モチベーションの上がる受験校を持ってください。