見直しの大切さ!
2019/10/20
現在、学習支援塾の中3の生徒には、
福岡公立高校入試の過去問演習を行わせています。
毎年のことですが、入試問題の国語の本文には、
「良いことが書いてあるな」
と感じています。
そのことに生徒は気づいているのかが気になるところです。
例えば、平成18年度の大問三には、
『日頃に工夫を経て、席に臨んで気先を以て吐くべし。
心頭に落とすべからず。 松尾芭蕉』
と載っています。
さらに、
『例えば、スポーツの場合でも、普段の厳しい練習があるから、
その場に臨むと体が自然に動いてとっさの反応が出来る。
平生は何もしないでいて、急に事を行おうとしても、それは無理だ。』
とも記述されていました。
受験もまさにこの通り、
普段の学習から真剣に打ち込んでこそ本番で力を発揮することができるのです。
毎日の学習でやっていないことをどうして本番で行うことができるでしょうか。
出来るはずがありません。
しかし、2流の受験生は、
「本願はちゃんとする」
と安易に考えているのです。
その典型例が、時間が余ったときの見直しです。
受験本番で時間が余ったとしたらどうしますか。
よほどおかしな精神状態でない限り見直しをするはずです。
なのに、毎日の学習中では、
余った時間をただひたすらボーッとやり過ごしています。
大切なことは見直しで、自分のミスを見つけ出し修正することです。
自分のミスパターンを研究し、
どのような見直しを行えば、
そのミスが発見できるか。
そして、正しい答えへと導けるか。
毎日の積み重ね失くして、
ミスは簡単にはなくならないのです。
受験本番で問題が自分には難しすぎて解けなかったために、
落ちたのであれば仕方がないことでしょう。
でも、出来る問題をミスで失い、そのことが原因で落ちたとしたならば、
悔やんでも悔やみきれないのではないでしょうか?
受験生の皆さん、いつも言う通り、
受験本番のための受験勉強をしてください。
受験勉強のための受験勉強をしないでください。
塾での授業中に時間を持て余している姿を見ると、
とても悲しくなります。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
学習支援塾「羅針盤」
http://shien-z.com
TEL:090-2960-7905
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆