現代文は、たくさんの問題を解いたからといって、

すぐに成績が上がるわけではありませんし、

良い授業を受けただけで、成績が上がるものでもありません。

 

では、どうすればいいのか？

現代文の成績を上げるためには、

「論理的かつ客観的に読解すること」が必要です。

ですから、まず、「論理的」・「客観的」という言葉がどういう意味なのかを理解することから始めましょう。

たとえば、ある問題で正解したとしても、

次のような状態では、完全に理解しているとは言えません。

「問一の答えは何ですか？」

「アです」

「なぜアが答えになるのですか？」

「・・・（答えられない）」

これでは正解をなんとなく、勘で選んでいるだけで、

正解に至るまでの過程が無視されています。

現代文において大切なことは、正解に至るまでの過程です。

そして、この過程を論理的・客観的に示すことが、

現代文の成績を安定させることにつながるのです。

 

ここでお勧めの勉強法があります。

それは現代文が苦手な人に教えるつもりで勉強することです。

相手が、曖昧な部分についてあなたに質問をしてきて、

それに対してわかりやすく教えてあげるイメージです。

上手に説明できない部分があれば、

「なぜそうなるのですか？」と質問されるでしょう。

相手が完璧に納得できるように教えてあげることができれば、

あなたは論理的・客観的に読解できている証拠となるのです。

 

たとえば、

「なぜその選択肢が正解になるのか？」

「正解の根拠はどこにあるのか？」

「どうすれば正解の根拠を見つけられるのか？」

 

これらの自問に対して、常にわかりやすく答えるように心がけましょう。

自分が教える側に回ることによって、正解までの過程を意識するのです。

 

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