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方向転換

2016/01/23

各予備校からセンター試験における合格可能性の判定結果が返ってきたところだと思います。

判定がAやBだった場合は、予定通りの出願になることでしょうが、DやEの場合は考えどころです。

 

私立大学の場合は第1志望校の判定がどうであろうとも、他にも受験できるので、最後の最後まで粘り強く頑張り抜くことが大切ですが、国公立大学の前期試験は1校しか受験できないので、慎重に分析する必要があります。

例えば、普段のセンター模試・記述模試ではAやB判定が出ていたが、本番で解答欄ミスなどにより大幅な失点をしてしまったためDやE判定になった場合などは、個別試験で合格者平均を上回る実績と自信があるのであれば、挑戦してみる価値はあるでしょう。

しかし、普段から模試の結果が思わしくなく、本番でも振るわなかった場合は、潔く受験校を変更することをお勧めします。

 

よく生徒は、「個別試験で○割取れば、例年の合格最低点を上回れるので、あきらめずにこのまま受験します」と言います。

確かに机上の計算ではそうなのですが、現実感に乏しいことが判っていません。センター試験ですら出来なかったのに、応用力を試される個別試験で合格者平均を上回ることは、たぶん無理です。

でも、個別試験の日まで1日1日を、2日分3日分に変えるほどの集中力で時間を活用していけば、それは長い人生において大きな価値となることでしょうし、合格する可能性も出てきます。

が、先ほどのような事を言う生徒は、結果が出てから4・5日は変身するのですが、いつの間にか元の学習スタイルに戻っていく場合がほとんどです、

なぜならば、無理な受験を強行する生徒は、ただ諦めが悪く、また、友達など周囲に対する見栄、意味のないプライドに感情を左右されている場合がほとんどだからです。決して本気の本気でその大学を目指していたわけではないのです。もし、そうでないならば、センター試験の結果は違ったものになっていたはずです。

 

ここでよく考えてみてください。真の目的は、将来、社会に出て後、充実感のある幸福な人生を歩み、職業奉仕を通して社会貢献することではありませんか!?

大学進学はそのためのあくまでも手段であり最終ゴールではありません。目標達成のための道筋は決して一つとは限らないのです。現実的に判断し、まずは国公立大学の合格を勝ち取ることに専念してみてはどうでしょうか!?

そして、合格は勝ち取ったが、どうしてもその大学には進学したくないのならば、そこで浪人という道を選択することも有りだと思います。

 

同じ浪人でも、合格を勝ち得た場合は、「行くところはあった」「合格した国公立大学はあった」という自信を持って、進学しなかった大学より上のレベルを目指し、受験勉強を続けていくことでしょう。行くところがどこにもなかったための浪人とは雲泥の差があるのです。

そして、脳人すれば伸びるという幻想を抱くのはやめましょう。

 

受験生の皆さんに理解して欲しいことは、「方今転換は挫折ではない」ということです。10年後、20年後の自分の明るい未来像をあきらめるのは挫折かもしれませんが、第1志望校からその他の大学に変更することは、単なる方向転換であって挫折ではありません。ある道が工事中なら別の道を選択するのは当たり前のことで、目的地に着けば良いだけのことです。

 

国公立大学の前期試験、中期・後期試験の出願の前にもう一度冷静に分析・判断してください。

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