昨日の学習
2016/01/19
生徒に「昨日は何を学習した?」と尋ねることがあります。この時に生徒がどのような答え方をするかで、現在の成績レベルが大体わかります。
例えば、成績の下降・低迷気味の生徒は、ジーッと黙っている場合が多いように感じます。おそらく昨日あまり勉強をしなかったためか、勉強していたとしても目的意識も集中力もなかったために、何を勉強したのかさえもよく思い出せないのだと思います。
あるいは、「昨日は3時間勉強しました」と、時間で答えてくる生徒がいます。このような場合は、自分の頑張りを認めてほしいという後ろ向きの心理が働いていたり、学習の質より量を重視しているので、勉強した割には成績アップに結び付いていきません。
しかし、受験に成功する生徒は、「昨日は○○を勉強して、□□を身につけました」と即答してきます。
何と言っても学習内容が明確なのが素晴らしいところで、目的意識の高さがうかがえます。
学習効果を上げるためには、見せかけの勉強から脱却しなければなりません。勉強しているフリはまったくもって無意味なことです。
大切なのは「周りの人々からどう見られるのか?」ではなく、自分がどれだけ充実して学習に取り組み、受験で合格する学力へと高めていくことができたかが重要なのです。
受験生の皆さん、「昨日、何が出来るように変わりましたか?」