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目標は二つ持たせる

2015/12/07

 時折、「お願いだから合格するまで頑張って!」という言葉を耳にすることがあります。親からしてみれば切実な思いなのかもしれませんが、このような言葉はとても危険なものです。

確かに志望校に合格することは一つの目標に違いありません。しかし、最終目標ではないはずです。進学先でさらに成長する必要性を忘れてはなりません。

つまり、志望校合格が全てのかのような声かけは、進学してからのやる気を失わせ、成長の芽を摘み取ってしまう可能性があるのです。

 

子どもを成功させる親は、合格を目指すことはもちろんですが、その先にも子どもの視線を向かわせ、「もう一つの目標」を持たせようとします。合格をゴールとしてとらえず、新たなスタートと考えているのです。

すなわち、『合格することは「全て」ではなく、その先にこそ「大いなる目標」があり、目の前の受験は単なる通過点である』と考えてください。そう考えることが、受験期の子どもの精神をリラックスさせ、追い込むことなく、十分に力を発揮させる特効薬ともなるのです。

どうか保護者の皆さんは、子供たちと「未来の夢」について語ってください。

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