「まねること」は難しい
2024/04/10
「学ぶ」の語源は「まねる」と同じであると言われています。
「学ぶ」とは生徒が先生をまねることによって
教養や技術を習得することです。
塾で行う数学の授業においても
公式や解法を説明し、例題を解くことによって
公式や解法をまねて身につけさせていきます。
しかし、この「まねる」ということがなかなか上手にできない場合があるのです。
教える側からすれば
「ただ同じことをするだけなのに」
と思うのですが、意外と簡単ではなさそうなのです。
先日、ホームページの機能を拡張しようとして問題点に遭遇しました。
解決するためにネット上で調べると
「初心者でも簡単に解決」という見出しを見つけ
「やれやれ」と思ってページを開き、
書かれてあることをまねようとすると
自分のホームページとは画面が違うため
すぐに行き詰ってしまいました。
ただまねるだけなのに少しでも違うとまねることができないのです。
つまりまねるためには細かいことの一つ一つを理解し、
ある程度応用させる力が必要であることを痛感しました。
その時、
「これは生徒と同じ状況だな」
と理解することができました。
教える側からすると何でもないことでも
生徒からすると細かな基本的内容が完全に理解されていないと
めねることができないのです。
この経験を活かし、技量をより高めることを決意した次第です。