学習量と成績の関係の落とし穴2
2024/02/14
生徒の中には学校の友達と比べて、
「同じくらい勉強しているのに成績で負けてしまう」
と落胆している者を時折見かけます。
しかし、学習量は他人との関係において
必ずしも比例するものではありません。
お互いの学力レベルのことを考慮することを
忘れないようにしましょう。
例えばA君は徒歩で、B君は自転車で平坦な道を1時間進んだとします。
このとき進む距離は当然のことながら違います。
A君はだいたい5kmぐらい、B君は20kmぐらい進みます。
つまり持っている学力レベルによって同じ時間学習しても
結果は同じではないのです。
先ほどの例ならばA君は4時間歩いてやっと同じ距離になります。
もし、B君より先に行きたければ4時間以上歩く必要があるのです。
同じ時間で同じ距離を進みたければ
自分も自転車を用意する必要があります。
そこでお勧めは
友達と比べるのではなく、
自分の学力レベルを地道にアップさせていくことを優先しましょう。
中学・高校の1・2年生の皆さん、
忍耐強く地道に努力を積み重ねれば
必ず学力レベルはアップしていきます。
たとえ現在、英単語を50個覚えるのに1時間かかったとしても
勉強を続ければ暗記速度も速くなり、
やがて同じ量を40分、30分で覚えることができるように進化していくのです。
しかし残念なことに多くの場合、
この進化が起こる前にあきらめてしまうのです。
これほどもったいないことはありません。
勉強もスポーツも音楽も芸能も
すべて殻を破り進化するためには時間がかかります。
あきらめない気持ちが何よりも大切であることを知ってください。
「勝利は最も忍耐強い人にもたらされる」