福岡市西区の塾より「挨拶が心を開く」
2020/08/22
私が高校1年生で初めてバレーボールの大会に行った時の話です。
山口県には宇部商業高等学校という
バレーボールの超名門校があります。
数多くの全日本選手を輩出し、
山口県ではめったに負けることのない強豪校です。
私がその宇部商を初めて体育館で見た時、
一人一人の選手が実に礼儀正しいことに驚きました。
見知らぬ大人に会って挨拶をし、
体育館に入る時にも一礼をしてから入って行きます。
「やはり強い学校は違うな」
と感心したことを覚えています。
宇部商以上に強い広島県の崇徳高校を見た時も同じでした。
「実るほど頭の垂れる稲穂かな」
中身のある人は実に腰が低いことを
高校生時代に学びました。
そして、自分もそうありたいと
強豪校の真似をしたものです。
生徒を教えるようになってからも
同じようなことに気づきました。
勉強の強い子は礼儀正しく、
挨拶がしっかりとできるのです。
一方、勉強の苦手な子は
目が合っても知らん顔を決め込みます。
こちらから挨拶をしても挨拶は返ってきません。
「勉強が強いから挨拶も出来る」という側面は
確かにあるとは思うのですが、
逆に「挨拶ができるから勉強が強くなっている」ようにも感じます。
塾に来た時に
「こんにちは」
と大きな声で挨拶する子は、
心がオープンになっています。
「よし、今日も頑張るぞ」
という気持ちが声に乗って出てきます。
そして、帰る時には
「ありがとうございました」
と元気に帰っていきます。
教えてもらったことへの小さな感謝の積み重ねが、
学習効果を高めているのではないでしょうか。
「挨拶は心を開く」
「心が開けば、意欲が高まる」
「意欲が高まれば学習効果も高まる」
良い方向へと自然と向かっていくのです。
逆に成績の伸びない生徒は心が閉じています。
黙って入ってきて、
逃げ出すかのように黙って帰っていきます。
その姿はとても残念に見えます。
「折角勉強をしに来たのならば、力をつけて帰れば良いのに」
暗くしていると益々勉強が嫌になり、
嫌なことに時間を費やしても
期待するほどの効果は上がりません。
効果を実感できないから益々やる気が失せる。
悪循環の典型例です。
受験生の皆さん、
演技でも何でもよいから、
まずは元気に明るく勉強をしましょう。
どんなに嫌がっても入試日は確実に近づき、
受験をすれば必ず合否という結果が出ます。
ぜひ合格をするために心を開いてください。
まずは
「こんにちは」と「ありがとうございました」から始めていきましょう。