福岡市西区の塾より「答え合わせ」
2020/06/18
生徒の勉強の仕方を見ていて、
一番残念な勉強は
「問題の解きっ放し」です。
宿題などをチェックしていると特徴的なものが出てきます。
(1)まったく答え合わせをしていないもの。
(2)十数個の答えがあるのに、大きな丸を一つだけかいているもの。
(3)すべての問題で正解しているもの。
(1)は論外ですが、
(2)と(3)はほとんどの場合、
答えを丸写ししているか、
解けなかったところだけ答えを写しています。
真面目に問題に取り組んだ場合は、
一つ一つ丁寧に答え合わせをするので、
決して機械的な丸つけにはならないのです。
そもそも生徒に与えている課題は、
簡単なものばかりではありませんし、
どうしても多くの問題を解くと、
ミスも¥が出てしまうものです。
それなのにすべて〇。
本人の学力に合っていなければ、
「あ~ッ、インチキしたな」
とバレてしまいます。
おそらくそのような生徒は、
「とにかくやればいい」
「問題を解けば勉強はおしまい」
と問題を解く目的を理解せずに、
単なる作業を行っているだけなのです。
せっかく時間を使っているのに、
問題を解いても正しい答え合わせをしなければ、
どこが出来て、どこが出来ないのか、
自分の学力状況を把握することなど出来ません。
成績を上げるコツは、
「今まで出来なかった問題を出来るように変えること」です。
そのためにはまず「出来ない問題」を見つけることが必要です。
正しい答え合わせはそのためにあるのです。
間違った問題に出会ってこそラッキーなのです。
なぜならば、その問題を復習して身につければ、
必ず成績は向上するからです。
人気俳優の木村拓哉さんは、
「手を抜く方が疲れる」
とおっしゃっています。
長年、芸能界で活躍し続けていても、
今尚、仕事に対して全力投球をしているのです。
生徒の皆さん、
どうせやらなければならない勉強ならば、
手を抜かず、自分に嘘をつかず、
真面目に取り組んでみませんか?
きっとその方が気持ちが良いと思いますよ。