福岡市西区の塾より「成長の糧」
2020/05/03
人は誰しも欠点を持っていますし、
不完全な存在でもあります。
子どもならば尚更の事、
多くの欠点を持ち、
失敗を重ねてしまうものです。
授業中やテストの時、
不正行為を行う生徒の原因を探っていくと、
低学年の場合は、どうやら親に、
「点数が悪い!」
と強く叱られることが、
恐怖になっている場合がよく見受けられました。
怒られたくないから誤魔化してしまうのです。
このような場合、
子どもの点数(=結果)だけに目がいってしまい、
悪い点数(=失敗 )を繰り返すことが、
我が子ながら許せないのでしょう。
そして、
「何度言えば分かるの?」
「ほんとにダメね」
と、その子の人間性までも否定するようなことを、
平気で言ってしまうのです。
これでは発奮させたいと考えていたとしても、
逆効果になってしまいます。
自分が子どもの時、
同じことを言われたらどう感じたでしょうか?
自分がされて嫌だったことを、
なぜ我が子にしてしまうのでしょうか?
受験に合格させる親は、
点数などの結果ではなく、
その失敗が起きた原因について、
子どもと一緒に考え、
同じ過ちを繰り返さないように、
適切にアドバイスをしていきます。
つばり結果よりも過程を重視し、
「失敗は誰にでもあること」
と、失敗そのものを責めたてるのではなく、
失敗から「成長の糧」を得させようと努めていくのです。
保護者の皆さん、
未熟な我が子をどのように導くか、
このことは親の大切な役割であり、
腕の見せどころなのです。
大事なのは過程であって
結果ではない。
(カース・ルイス オリンピック陸上金メダリスト)