福岡市西区の塾より「勉強は量より質」
2020/04/07
時折生徒に、
「昨日、どのような勉強をしましたか?」
と尋ねると、概ね2通りの答えが返ってきます。
一つは、
「昨日は2時間ぐらい勉強しました」
というパターンで、もう一つは、
「昨日はプリントを3枚復習し、仮定法の勉強をしました」
というパターンです。
前者の生徒は、勉強に対してどこか後ろ向きなイメージを持っている場合があり、
勉強時間を基準にして自分の頑張りを評価しています。
しかし、受験に合格する生徒は、
後者の答え方をする場合が多く、
自分の学習に対する価値判断を、
勉強時間よりも「何を身につけたか」という学習内容面に焦点を当てていきます。
当たり前のことですが、
受験勉強を何百時間、何千時間行おうとも、
意味のない無駄な勉強では合格に近づくことはできませんし、
ダラダラとした2時間の勉強よりも、
集中した30分の勉強の方がはるかに効果が上がります。
受験生の皆さん、
合格するためには能動的に学習に取り組んでください。
合格に必要な学力を身につけるため、
今何をしなければならないのかを真剣に考えてください。
そして実行、問題点が見つかれば修正し、さらに実行。
この繰り返しが合格への道です。
ぜひ「勉強の質を追求する受験生」になって下さい。
とは言っても最低限の勉強時間は絶対に必要になりますし、
その量は想像以上に大きなものであることも事実です。
時間の使い方がもっとも下手な者が、
まずその短さについて苦情をいう。
(ラ・ブリュイエール フランスのモラリスト、作家)