福岡市西区の塾から「嫌いでも大切なもの‼」
2020/03/16
先日体験授業がありました。
体験に来た生徒に、
「勉強は好きですか?」
と尋ねると、
「大嫌い!」
と実に素直な答えが返ってきました。
「どうして?」
と再び尋ねると、
「面倒臭い!」
とこれまたお決まりの理由でした。
過去に出会った生徒の中に、
「遊びや趣味よりも勉強が好きでたまらない」
と言っていた生徒を私は見たことがありません。
「できれば勉強なんかはやりたくない」
と皆考えていました。
しかし、実際には勉強を頑張る生徒がいるのです。
自由な時間、睡眠時間を削ってまでも。
一体どうして嫌いでも勉強を継続できるのでしょうか?
私は「未来への想像力」によるものだと思います。
「今、勉強を頑張ると将来的にどうなるのか?」
このことが思考できるのです。
子どもは幼いほど、今日一日のことで頭の中はいっぱいです。
明日や明後日のこと、まして1年・2年先のことなど考える余裕などありません。
そのため「目先の利益」、「目の前の楽しいこと」にしか興味を持たないのです。
ところが大人はどうでしょうか?
「今日は気分が乗らないから会社を休もう」
「このゲームが終わったら出勤しよう」
などと考えて、行動していたのでは、
将来的にどうなるのが予想できるのです。
子どもの頃、
「薬は苦いから飲みたくない」
「ピーマンなど野菜は嫌い」
と言っていても、
今は体のために必要な薬は飲むし、
栄養のバランスを考えて食事をしているし、
運動不足にならないように;
面倒臭くても細目に体を動かしていることでしょう。
世の中には嫌いでも、面倒臭くても大切なものは山ほどあります。
ですから、「勉強が出来る生徒」は先を見据えて行動できるのです。
(中学受験は精神的に成長している者が、圧倒的に有利なのはこのためだと思います)
さらに言えば、
面倒臭いことそのものの中に「楽しみ」が隠されていることにも気づいてください。
一流の音楽家やスポーツ選手が、
毎日継続して一日の大半を練習時間に充てられるのは、
きっと練習そのものの中にも楽しみを見出しているからだと思います。
生徒の皆さん、
「勉強は嫌い」
「勉強は面倒臭い」
と口にするのはやめましょう。
その姿はまさに「天に唾吐く姿」と同じですよ。
その代償は未来の自分に、全部返ってきますよ。