受験勉強のコツ(本質)!
2019/05/21
受験勉強では、たくさんの問題を解いたからといって、
成績が上がるわけではありません。
また、良い授業を受けたからといって、
必ず成績が上がるものでもありません。
では、どうすれば良いのでしょうか?
受験勉強において成績を上げるコツ(本質)は、
「論理的かつ客観的に解答する力を備える」
このことを強烈に意識して日々、学習に取り組むことです。
新解明国語辞典によると、
「論理的」とは、
「前提とそれから導き出される結論との間に筋道が認められて、納得がいく様子」
とあります。また、
「客観的」とは、
「見方が公正であったり、考え方が論理的であったりして、多くの人に理解・納得される様子」
と書かれています。
つまり、あらゆる入試問題には解答の根拠があるので、
その根拠を見つけ出し、解答へとつなげていかなければならないのです。
解答は決して自分勝手な勘で行うものではないのです。
たとえば、問題の正解を選ぶことができていたとしても、
次のような状態では、完璧にその問題の根拠を理解しているとは言えません。
「問一の答えはなんですか?」
「アです」
「なぜアが答えになるのですか?」
「・・・(答えられない)」
これでは正解をなんとなく、フィーリングで選んでいるだけで、
正解に至るまでのプロセスが無視されています。
受験勉強において大切なことは、
「正解に至るまでのプロセス」です。
そして、このプロセスを論理的・客観的に示すことが、
模試などにおいて、成績を安定させることにもつながるのです。
ここでお勧めの勉強法は、
勉強が苦手な人に教えるつもりで勉強することです。
相手が、分からない部分について質問してきたとき、
それに対していかに分り易く教えるかを、常に考えながら学習するのです。
もし、上手に説明できない部分があれば、
「なぜそうなるのですか?」
と質問されることでしょう。
相手が完璧に納得できるように教えてあげることができれば、
あなた自身が論理的・客観的にその問題を理解していることになるのです。
たとえば、
「なぜその選択肢が正解になるのか?」
「正解の根拠はどこにあるのか?」
「どうすれば正解の根拠を見つけられるのか?」
これらの質問に対して、常に分り易く答えられるように学習しましょう。
自分が教える側に回ることによって、正解までのプロセスを意識化することができれば、
学力は飛躍的に向上していきます。
受験生の皆さん、
今日から「『自分が先生』学習法」を実践してみてください。