塾で感じる国語力の低下
2017/09/23
読売新聞に「中読解力不足25%」という見出しがありました。
新聞や教科書などを読み取る基礎的な読解力を身につけられないまま中学を卒業する生徒が25%にのぼるそうです。
このような読解力不足は、自学自習が行えなくなり、運転免許のような資格試験も取得できず、
社会生活に支障が生じると指摘されていました。
実際、塾で見ていても国語力の低下を感じることがあります。
例えば、単語で会話する割合の増加や
数学で計算は出来ても、少し長めの文章題になると同じ計算になるのに
「わかりません」
と簡単にあきらめたり、
作文で変な日本語になっているのに、全然気づけないという具合です。
このように読解力を中心にした国語力の低下は、
受験においても明らかに不利です。
すべての科目は日本語で学び、日本語で問題が表現されています。
英語にしても同様なのです。
ですから、すべての科目の土台となる国語は決して疎かにしてはいけません。
どの科目よりも真剣に国語の授業を受けてください。
常に「なぜ?」と考えながら。
さらに、受験学年でない生徒の皆さん、本を読みましょう。
読書を通して、語彙を増やし、文の構成を理解し、
既有知識を増やしてい読解力を高めていきましょう。