部活や学校行事の影響もなく、本当は時間通りに来ることが可能なのに、毎回、授業に遅刻してくる生徒がいました。よくもまあ同じことを繰り返せるものだと、逆に感心してしまうほどでした。

授業への遅刻や欠席は自分にとって「損する原因」であることを分かっていながら、なぜ、このように同じことを繰り返すのでしょうか？

実はこのようなタイプの生徒は「志望校に合格したくない」のかもしれません。

単純に今の遅刻する生活が楽であり、もし一生懸命に勉強に取り組んだ場合、出来なかった時の言い訳を奪われてしまうことになりますし、努力もしたくないのが本音なのです。

そして、「自分もちゃんと頑張れば合格できる」という可能性を残したまま、日々の身についた楽な生活を変えたくないのです。

本人はそれで良いと思っていますが、傍から見ていると何と残念な姿でしょう。

人は自分を成長させ続けるために生きていく側面が必要です。

「昨日の自分より少しでも良くなろう」とすることは、進化を目指す生物としても当然のことなのです。

受験生の皆さん、自分の楽な生活スタイルを変えることを恐れず、「なりたい自分」を素直に目指してみませんか？

人は他人に変えられることはありませんが、自分から変わることは出来るのです。

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