お手本となる人を持つ
2016/05/09
テレビなどで芸能人の部屋が「ゴミ屋敷」のようになっている映像が映し出されています。
傍から見れば、「掃除ぐらいすればいいのに」と感じますが、本人たちは一向に掃除をしようとしません。
なぜこのようになるのかというと、心理作用として「現状維持バイアス」に陥っているからです。「現状維持バイアス」とは、現在の状態に執着し、それを維持しようとする心理です。
「ゴミ屋敷」に暮らす芸能人たちも、実は気持ちが良いから、現状に執着し、掃除をしないのです。
子どもも、親から何度、同じ注意を受けても、まったく変わらない場合があります。
これもその子にとっては、たとえ注意を受ける行為であったとしても、現状を変える大きな力を、自分からは出したくないためではないでしょうか?!
このように「現状維持バイアス」にはまっている場合は、「価値観を変える」しか方法はありません。
そのために、周囲にいる人々が、価値観を変えるための「きっかけ」を提供してあげることが大切です。
代表的な例は、「ロールモデル」「尊敬する人物」を見つけさせることです。
「あの人のようになりたい」という思いは、自分を変える大きな原動力になってくれます。
昔の人は「尊敬する人物は誰ですか?」と尋ねられた時、たぶん即答していたのではないでしょうか?!
現代こそ「尊敬する人物」の存在が必要なのです。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
学習支援塾「羅針盤」
http://shien-z.com
TEL:090-2960-7905
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆