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「ごまかし勉強」はやめよう!

2016/02/02

ごまかし勉強」とは『よくわかる教育心理学』に、「試験に出そうなところをあらかじめ調べ、その部分の定着だけを行い、試験が終わったら内容を忘れてしまうような「質の低い勉強法」と書かれています。

 

この「ごまかし勉強」は定期テストの準備として、よく見られるパターンのように感じます。

定期テスト1週間前までは少ない学習時間で学校の課題を、ごまかしごまかしながらこなし、定期テストが近づいてくると慌てながら試験準備を、それでも自分のペースで開始していきます。

定期テストは、試験に出るところが、ワークやプリントなど限られた狭い試験範囲であることが多く、時には先生が出題するところをあらかじめ教えてくれたり、予想問題を配布してくれたりするので、生徒は試験に出るところだけを機械的に短時間で丸暗記し、良い成績を取ろうとするのです。

しかし、このような「ごまかし勉強」は試験が終わると、機械的丸暗記内容は急速に失われ、実力テストに耐え得る真の学力となって定着することはありません。

そして、また次の定期テストだけを意識した緩やかな学習生活が始まるのです。

 

高校生の皆さんは、大学受験とは最も範囲が広い実力テストであることを強く意識してください。さらに、その実力を測るのは、やはり試験に出る内容が指定される校内模試ではなく、校外模試なのです。この校外模試で成績を上げるためには目先の結果にとらわれない、目的意識を持った地道な学習が、短くても1か月、普通は3か月以上の期間が必要です。大学受験ならばさらに長い期間が必要になるのは言うまでもありません。

 

定期テストとは日頃の学習の定着度や理解度を図るための物差しにしか過ぎません。なのに生徒の中には異常に学校の成績順位を気にしている者がいます(推薦入試を考えている場合は別ですが…)。とは言ってもテストはテストなので何の準備もせずに受けるのも良いことではありません。

ならばテスト準備は単なる機械的な丸暗記学習ではなく、「真の学力養成」を目指し、新知識を既習の知識と結び付けたり、新たな疑問を解決させたり、習得することが求められている知識や技能を抜き出し、身につけようと意図しながら学習することを心がけて準備をしましょう。当然それなりに学習時間の増加も必要です。

 

高校生の皆さん、重要なことの一つは、「学校での成績だけを重視するのではなく、大学受験で合格することではありませんか?」

もう「ごまかし勉強」はやめましょう!

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