高校生と準拠集団
2015/11/14
企業側が敬遠し始めている、大学への推薦入試を受験する生徒が、学年の半数近くを占める高校や、無謀と判っていながら、九州大学1校のみを受験し、不合格となり浪人するだけの生徒が、かなり多い高校があります。これはそれらの高校がどのような「準拠集団」であるかに依るところが大きいと考えられます。
「準拠集団」とは、「個人が他人を評価したり、意思決定をしたりする場合などに、拠り所とする集団」のことです。我々は何かを行ったり、考えたりするときには、周囲の環境から大きな影響を受けています。したがって、そのときに自分が所属している集団が、どのような集団なのかによって、思考様式・行動様式とも、大きく変わってくるのです。
もし、現在所属している高校の「ある部分における思考様式・行動様式」に疑問や不安がある場合には、それを補う別の準拠集団を、高校の外に求めていくことが必要ではないでしょうか？そして、そのことを冷静に判断することができるのは、人生経験豊富な保護者ではないでしょうか？！
ぜひ、保護者の方々はそれぞれの高校が、どのような「準拠集団」であるかをしっかりと観察・分析し、我が子を上手に導いて頂きたいと願っています。
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学習支援塾「羅針盤」
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