福岡市私立高校入試制度
2024/03/07
福岡市私立高校の入試形態は3つあります。
(1)専願入試
合格した場合、進学することを約束して行われる入試です。
福岡市は公立高校が優位のため
入学者を早めに確保するために行われてきました。
結果、その高校に進学するレベルにない生徒にも
門戸が開かれているので、
この入試で進学する生徒は
概ね他の生徒より学力が劣るため、
近年の私立上位校では
第3学年2学期の9教科評定で
36以上を出願の条件にして
レベル低下を抑えようとしています。
(2)前期入試
公立高校を第1志望とする生徒が
滑り止め感覚で受験するパターンがほとんどです。
そのため中学校側でも従来、
実際の学力レベルよりも1・2ランク下の高校を
奨める傾向がありました。
しかし近年では厳しい進路指導は
生徒・保護者に受け入れられないためか
家庭の意思を尊重した進路指導が行われているようです。
(3)後期入試
この入試には2つのパターンが見受けられます。
①前期入試で不合格になった場合
進学先を確保するために前期入試よりも
レベルを落として受験するパターン。
②前期入試で合格したため
さらに上のレベルの高校進学を狙うパターン。
このパターンでは下位合格者を比較した場合、
最上位校である西南学院高校は
高校側にメリットがあまりないため
後期入試を実施していません。
4月から受験学年になる生徒の皆さん、
公立・私立高校共によく入試の仕組みを理解し
「行ける高校」より「行きたい高校」を目指して
これからの受験勉強に力を入れていきましょう。
上手に巧みに有効に!