中高生の自主性
2024/03/04
一般的に「勉強には自主性が大切だ」と言われます。
確かに人から言われてするよりも
自分から進んで行う方が効果は格段に上がります。
親からすれば何も言わなくても
毎日勉強に取り組んでくれれば
これほど楽なことはないでしょう。
しかし、子どもの自主性を尊重する場合、
注意していただきたいことがあります。
それは「本当に中高生の自主性に任せても良いのか」ということです・
残念ながら中高生の自主性は道理にかなっておらず、
行動も継続されないことがほとんどです。
本人は良かれと思って考えたことでも
たいていの場合、自分に都合が良いだけの
体裁を整えた主張になっていることがほとんどです。
大人からするといくらでも矛盾点や疑問点を挙げることができます。
そもそも経験の浅い中高生に
「真の自主性」を求めること自体無理があるのです。
ですから親は子どもの主体性を促しながら
誤った方向へ進まないように
常に陰から軌道修正していかなければなりません。
このことを忘れて子どもの言いなりになるのは
物わかりの良い親を演じているにすぎず、
それこそ教育の放棄と言わざるを得ません。
保護者の皆さん、
何を言っても言うことを聞かない年頃だからと
あきらめないでください。
自分が子どもだったとき
親からあきらめられ見捨てられることを
本当に望んでいたでしょうか?
親と子の関係は根気比べの面があるのです。
ぜひお子さんと一緒に歩んでください。