欠席について
2024/02/25
以前、私が勤めていた塾では
「皆勤手当」という給与項目がありました。
公休日以外は毎回出勤し授業を行うことが
美徳とされていた仕組みです。
前館長から
「風邪などで休んだら生徒が不利益を被るだろうが!」
と言われ、熱でも出そうものなら
こっぴどく叱られたものです。
今の日本社会では考えられないことですが…
しかし、この教えはとても大切なことだと思います。
「無事これ名馬」のたとえのように
いくら優秀でも病気やケガが多くては
一線で活躍することはできません。
プロスポーツ選手などは典型的な例でしょう。
さて、欠席から読み取れることは何でしょうか?
(1)自己管理(体調・スケジュール管理など)ができていない。
(2)欠席する対象に重要性を感じていない。
ことがあげられると思います。
ほとんどの人は大切にしている人との待ち合わせ、
スポーツの大会、芸術関係の発表会、入試などで
遅刻・欠席などするでしょうか?
きっとしませんよね。
ということはたびたび欠席することに対しては
真面目に向き合っていないことになり、
思うような成果は期待できないはずです。
しかし、欠席の多いものほど
なぜか目標は高いのです。
自分の行動と目標との間のギャップを理解していないのです。
毎回出席することは確かに大変なことです。
体調やスケジュール管理に努め、
忍耐強く行動しなければなりません。
でもその先にこそ「本当の成長」「高い成果」があるのではないでしょうか。