「罰と同じ」
2022/06/05
お釈迦様の弟子に悪口がやめられない者がいたそうです。
その弟子に対してお釈迦様は
「私がこの世を去ってから罰を与えなさい」
と他の弟子に話されました。
その罰とは
「思ったことは何でも言わせてよい。しかし、修行者は彼に話しかけてもいけないし、注意してもいけません、教え諭してもいけません」
というものでした。
これを聞かされた悪口をやめられない弟子は
「私を見捨てないでください」
と天に向かって泣き叫び、深く反省し、
その後、黙々と修行に打ち込んだそうです。
この話によって気づかされたことは、
注意をしなかったり、教え諭そうとしないことは
罰を与えているのと同じだということです。
最近の子どもたちは親や周りの大人たちから
耳障りの良いことしか聞かされず、
知らず知らずに罰を与えられているのかもしれません。