福岡市西区の塾より「受験生と正月」

令和３年も残すところ7日となりました。

受験生の皆さんは冬休みとなり

毎日受験勉強に邁進していることと思います。

 

そのような受験生の皆さんに一言。

 

「受験生にはゆっくり休み楽しむ正月はない」

ことを自覚してください。

 

受験が終わればいくらでもゆっくりとできます。

ですから自分の最後の受験が終わるまでは

一日一日に全力を尽くしてください。

休憩する暇はありません。

 

時折、受験が終わった後で、

「先生、今から頑張ります」

と意味不明な宣言をする生徒がいました。

受験に悔いを残したのでしょう。

3年後の受験は頑張ると言いたいのだと思いますが、

とても残念なことです。

頑張るのは受験後ではなくて受験前です。

 

受験生の皆さん、

「まあ、今日1日ぐらいは」

という考えは危険であることを自覚してください。

このように考えるタイプの人は、

毎日が「今日1日ぐらい」なのです。

毎日の至る所で手抜きをしています。

「元旦だから」

「お腹が痛いから」

「親戚が来たから」

「家の用事があるから」

などと際限のない理由付けで

「今日1日ぐらい」を実行していきます。

 

このようなタイプは決して「良い受験」はできません。

 

受験生の皆さん、

年末年始、変わらず受験勉強を行っていきましょう。

 

また、保護者の皆様の中にも、年末年において

子どもが勉強できない状況を作られる場合があります。

親の方が「まあ1日ぐらい」と考えているのです。

もしこのように思われる場合は、

たとえどのような受験結果になったとしても

決して子どもに不平不満を言わないでください。

子どもがかわいそうです。

 

親はいくらでも年末年始を楽しんでいただいて結構です。

しかし受験生である子どもには

「勉強を頑張れ」

「1日も気を抜くな」

「受験が終わったら一息入れようね」

と声掛けをしてください。

 

毎年生徒を見てきて感じることですが、

真剣に受験勉強に取り組んだ生徒は

将来の大きな財産を手にすることができます。

ぜひ人生の糧となる受験期にできるよう

親子ともども邁進していきましょう。