福岡市西区の塾より「合格する生徒の問題用紙」
2020/07/26
毎年、過去問などを練習させている時に思うことは、
「合格する生徒は問題用紙が汚れている」
ということです。
逆に第一志望校に不合格となったり、
志望校レベルを下げて受験する生徒の問題用紙は、
「本当に今、この問題用紙を使ったのだろうか?」
と疑いたくなるほどきれいなままです。
そのため生徒には何度も、
「問題用紙は汚く、解答用紙はきれいにしなさい」
と指導しています。
が、なかなか定着しません。
ところで、合格する生徒の問題用紙は、
なぜ汚れているのでしょうか?
その答えは、合格する生徒は
当たり前のことを当たり前に行っているからです。
問題を読みながら線を引いたり、丸で囲んだり、スラッシュを入れたり、
解答に必要なことをメモ書きしたり、計算したりと
実に様々な工夫を行って、
問題解きやすく、またミスをしないようにしているのです。
それに対して成績不振な生徒は、
ただひたすら問題を読むだけで、
何も問題用紙には書き込まず、
答えを書いているだけです。
そのため数学などでは手を動かさずに問題を考えるので、
「思考の糸口」にも気づくことができません。
社会などでは、問題文に
「番号で答えよ」
と書かれているのに、
平気で「ア」とか「A」とか答えています。
これではできる生徒と点数の差が開くのも当然と言えます。
受験生の皆さんは特に、
「どんなことを書きこめば、自分が解きやすくなるか」
ということを毎日の練習から考えておく必要があります。
毎日の練習では面倒臭いからと思って簡単に済ませ、
入試本番だけはちゃんとやろうと思っても、
それは虫が良すぎるというものです。
練習で出来ないことは本番でも出来ません。
スポーツや音楽などと同じです。
このような細かいことだけど大切なことは、
日頃からしっかりとやっておき、
入試本番でも楽にできるようにしておいてください。
チャンスは、
準備のない者には微笑まない。
(ルイ?パスツール フランスの細菌学者)