福岡市西区の塾より「受験のその先」
2020/07/05
新型コロナウイルスの影響もやや減少し、
生徒の皆さんは、かなり通常通りの学校生活に戻ってきていることでしょう。
受験生の皆さんも、
学校の定期テストや模試を受け、
学力の伸長をはかっていることと思います。
そのような中、模試の結果を見て焦ってしまい、
勉強に手がつかなくなり、
あれやこれやと無為に考え事をすることもあるかもしれません。
自分が行っている勉強に
自信が持てなくなってしまうこともあるでしょう。
しかし、受験はあくまでも長い人生における単なる一つの通過点に過ぎません。
受験のことだけで思い悩むのは損なことです。
高校でも大学でも受験が終わってから後の方が長いのです。
その受験の先にある何かを考え、
心の支えにしてください。
不思議なことに
「試験に不合格になる生徒」は、
受験の先の未来のことを
まったくと言ってよいほど考えないで勉強をしています。
そのためなかなかやる気が出ず、
やる気があったとしても、
それを長期にわたって持続することが出来ません。
「やらされている感」が強いのです。
それに対して、「試験に合格する生徒は
合格したことによって開けるであろうその先の目標を
常に意識しています。
その目標が、時には辛い受験勉強を
明るく照らす灯台のように
自分自身を導いてくれるのです。
受験生の皆さん、
目先の小さな欲にとらわれず、
遠くの大望を抱いてください。
常に大きな視野を持ち、
自分ができることより
さらに高い目標を持ちなさい。
競争相手や先駆者に
優ろうと思うだけではだめです。
あなた自身を超えるよう
努力するのです。
(イィリアム・フォークナー アメリカの作家)