福岡市西区の塾より「通塾の決定権」

お問い合わせはこちら

ブログ

福岡市西区の塾より「通塾の決定権」

2020/05/19

世間一般では、ピアノやスイミングなどの習い事において

「子どもの意思を尊重しています」

と言って、子どもが

「やりたい」

と言えば、何でもさせてみる親がいます。

一見物わかりの良い子どもに優しい親のように思えますが、

果たしてそれは本当に良い事なのでしょうか?

子どもの自主性には道理に欠けていることがよくあります。

子どもはちょっとしたきっかけ

「〇〇ちゃんがやっているから」

「なんとなく楽しそうだから」

と言うような理由で習い事を希望します。

このように大した理由もなく始めた習い事は、

少しでも辛く苦しいことがあれば、

すぐに辞めたくなります。

すると親は、

「やりたくないなら辞めればいい」

「本人が辞めたいと言うなら仕方がない」

「行くのは本人だから」

と子どもの言い分を認めてしまいます。

 

どんな習い事でも、

修得しようとするならば必ず困難に遭遇します。

一度もつまずかず、

大会やコンクールで優勝することは、

とても稀なことだと思います。

多くの成功者は必ず努力を積み重ねているはずです。

 

それでも百歩譲って習い事の場合であれば、

その子の適性を見つけるために、

転々と習い事を変える場合もあるかもしれませんが、

学習においては、

子どもの意思より親の意思が優先されるべきだと思います。

なぜなら残念なことに勉強が好きな子はめったにいないからです。

「できれば避けて通りたい」

と考えているのが勉強だからです。

しかし、大人は経験上、

「やりたくないことでもやらなければならない大切なものがある」

ことを知っています。

ならば親の意思として、

「この子はこの塾に通わせる」

「その目的は〇〇だ」

と決意し、通塾させるべきです。

 

それなのに

「本人が行きたいと言っているので」

と通塾を決める例がとても多いと感じています。

このような場合は、

子どもが勉強に対してやる気を失うと、

「自分から行きたいと言ったんでしょ」

「勉強したくないなら辞めさせるわよ」

と子どもに辞めることの責任を負わせようとします。

そもそも親も子どもの頃、

できれば勉強をしたくなかったのではないですか?

それなのに勉強することの責任を

すべて子どもに押し付けることは、

教育の放棄と言わざるを得ません。

 

親の役目は、

やる気のない我が子にどのようにしてやる気を出させ、

将来の礎となる学習習慣・学ぶことの大切さを

教育することにあるはずです。

 

判断力の未熟な子どもに、

将来への道筋をつけ、

子どもの資質を引き出し伸ばすことが、

親の役割ではないでしょうか?

 

保護者の皆様、

親の責任・親の意思で通塾を決めてください。

そのためには誇大広告に惑わされることなく、

正確な情報(実績や教育方針など)を得る努力を行って下さい。

愛する我が子のため、ぜひご協力をお願いします。

 

孟母三遷の教え

孟子の母は、はじめ墓場の近くに住んでいたが、

孟子が葬式の真似事ばかりするのを見て、

市場の近くへと引越しをした。

すると今度は商人の駆け引きを真似るので、

次は学校のそばへと引越しをした。

すると今度は礼儀作法を真似るようになり、

「この場所こそ教育に最適だ」

と定住することになったという故事で、

教育には環境が大切であるという教えです。

 

 

 

当店でご利用いただける電子決済のご案内

下記よりお選びいただけます。