福岡市西区の塾より「継続することの重要性」
2020/05/17
2015年、NHKの「プロフェッショナル」という番組の中で、
今は亡き俳優の高倉健さんが芸人の岡村隆史さんに対して、
「辞めたら辞めたで終わりだからな。辞めたらだめだ。何があてっもやらないと。何があってもやる。続ける。命ある限り。辞めたらだめだ。続けている奴が勝ちなんだ」
と語っている場面がありました。
岡村隆史さんが芸人であり続けるか、
芸能界を引退するかどうかという岐路に立たれていた頃のことだと思います。
人生は決して思い通りにばかり動くものではありません。
どちかかというと思いもしない困難に出会うことの方が、
多いかもしれません。
しかし、どんなに不遇の状況に陥ったとしても、
自分が決意して始めたことは、
生命に関わるようなことにでも直面しない限り、
高倉健さんのおっしゃる通り、
「命ある限り、辞めたらだめだ」
と思います。
この高倉健さんの言葉は、
「何でもかんでも継続することが大切だ」
と言っているわけではもちろんなく、
「自らが求め、決意して始めたものに対する志向性の継続性」こぞが、
重要だと語っておられるように感じます。
そして岡村隆史さんの才能を認めておられたのでしょう。
生徒の皆さんも、
今現在の短期で考えて、
思うようにいかないからといって、
単純に辞めないでください。
大切なことは、
日頃の学生生活を通して、
「継続することの重要性」を学ぶことです。
今まで出来なかったことが、
努力を継続することで出来るようになる喜びを経験することこそ
人生における財産となるのです。
人生では自分の好き勝手に生活できる場面は決して多くないことを知り、
「継続は力なり」
という言葉が死後とならず、
今尚多くの人に大切にされている
この言葉の重みを学生時代に学んでください。
歩け、歩け。
続けることの大切さ。
(伊能忠敬 江戸時代の測量家)