福岡市西区の塾より「学校再開について」
2020/05/02
5月1日、新型コロナウイルス対策を検討する政府の専門家会議は、
「入院患者による医療機関への負担はしばらく継続する」
そのため感染者数が十分に減らないまま行動制限を緩和すれば、
感染が再び広がって、
「市民の努力や成果が水泡に帰してしまう」
と警鐘を鳴らしました。
では感染者数が「十分に減った状況」とはどのようなものなのでしょうか?
1人の感染者がうつす平均人数を示す「実効再生産数」は、
全国を対象にすると、
3月25日の2.0から4月10日の0.7へと下降しました。
1を下回った状況が続けば、
感染拡大は収束に向かうとされています。
5月2日現在の数値はどうなっているのでしょうか?
専門家会議はこの「実効再生産数」がいくつになれば、
緊急事態宣言を解除する方針を示すのでしょうか?
一方、外出自粛や休業などの「徹底した要請」を求めながら、
学校活動は制限を徐々に緩め、
再開の在り方を検討すべきだとしています。
これを受けて文部科学省は、
分散登校で段階的に教育活動を再開するよう求める通知を、
全国の教育委員会などに出しました。
分散登校によって生まれる空き教室を利用し、
児童・生徒の間隔を1~2メートル保つようにするそうです。
このような報道の中身を私は理解できません。
そもそもなぜ学校は再開が検討されるのでしょうか?
その科学的根拠はどこからきているのでしょうか?
小学1、6年生や中学3年生の登校を優先するそうですが、
他学年はどのような状況になれば、
普段どおりの登校が出来るようになるのでしょうか?
たとえ授業中の生徒間の距離を開けたとしても、
休み時間中などは必ず密接・密集するに決まっています。
現在でも街中で子どもたちが、
マスクもつけずに群れて行動している姿を度々見かけます。
本当に、
「ちょっと何言っているのか分からない」
という状況です。
科学的根拠を示さない専門家会議や、
恐怖感・不安感をひたすら煽り続ける情報バラエティー番組を、
いったいどこまで信用すれば良いのでしょうか?
学校を休校するとき、
「若者が感染を拡大している」
と言っていましたが、
今ではこの事は真実とは異なることが分かっているそうです。
むしろ高齢者が感染を拡大しているという情報もあります。
マスコミはなぜ正しい情報を積極的に報道しないのでしょうか?
学習支援塾は5月7日(木)からの授業再開を予定しています。
もちろん、対策として怪しくなっているとは言え、
3密には気をつけていきます。
また、再開に不安な保護者・生徒の皆様においては、
欠席もやむを得ないものと考えています。
今後、福岡県知事・福岡市長からも何らかの発信が行われると思いますので、
よく内容を精査して準備をしていきたいと考えています。
保護者の皆様におかれましては、
どうぞよろしくお願いいたします。