福岡市西区の塾より「子どもの強さ」
2020/04/26
以前指導していた生徒の保護者の方から聞いた話です。
中学受験があと3か月と迫ってきた頃、
塾から帰ってきた息子が、
夜遅くまで小学校の担任の先生から出された算数ドリルの宿題を、
繰り返し解いている姿を見た母親が、
「大変だな~」
と思い、
「中学受験が終わるまで、担任の先生に宿題を出すのをやめてもらうようにお願いしてみようか?」
と息子に提案してみたそうです。
すると息子に、
「このぐらいの事が出来ないと、中学受験でも合格できないよ」
と言われ、
「なるほど!それはそうだ」
と感心させられたという話です。
母親から見れば、中学受験に専念できるように、
少しでも可愛い我が子の負担を減らそうと考えたのですが、
物事に対する考え方のレベルが高い息子に、
一本とられたというところではないでしょうか?
このとき母親は、
「この子は私が思うほど弱くない」
と気づき、
以後は子どもの力を信じて見守るようになったそうです。
ちなみにこの生徒は、見事に第一志望の市立中学校に合格しました。
中学受験は精神的成長が早い生徒に有利であるということの典型例の一つです。
生徒の皆さん、
皆さんはもっと自分の可能性を信じてください。
今がどのような状況にあろうとも、
人は成長することが出来るのです。
ぜひ、意識レベルを高めてください。
私たちの行動は
周りの状況からではなく、
私たち自身の選択によって決まる。
(スティーブン・R・コヴィー アメリカの経営コンサルタント)