福岡市西区の塾より「将来の夢」について
2020/03/26
日本財団が18歳の若者を対象に2019年に実施した調査で、
「将来の夢を持っている」などへの肯定的な回答の割合が、
欧米・アジアの8か国に比べ日本は圧倒的に低かったそうです。
その理由は教育にあり、
「学力」と「人間力」で子どもたちを序列化していることだと述べている新聞記事を見つけました。
さらに、すべtの子どもの存在を承認し、何がしたいかを大事にして対等に認めていくことが、
現状を打破するには必要であるとも述べられていました。
ここで気になったことは、
「夢を持っていること」が肯定的であり、
「何がしたいか」を大事にしようと決めつけていることです。
確かに「夢」や「目標」を持つことは大切ではありますが、
この一見当たり前のことが、子どもたちにはプレッシャーになっているのです。
「夢」や「やりたいこと」がない自分は悪い存在だと思わせているのです。
大体、今の社会人の中で、
高校生ぐらいから将来の目標がはっきりと決まっていたという人は、
どれくらいいるのでしょうか?
数多くの人は「自分のやりたいこと」を求め、さまよっていたのではないでしょうか?
大体学者さんの言うことは、きれいごと過ぎて現実と合っていません。
「学力」や「人間力」で序列化することをすぐに否定しますが、
実際の世の中は「序列化」ばかりではないですか。
戦いの連続である社会の中で、
勝たなければ「富」も「名声」も得られないのです。
「すべつの人を平等に」
と言っても現実は違っていませんか?
教育現場をあれこれ批判する前に、
世の中の「序列化」を先に無くしてから語って欲しいものです。
なんだかんだ言っても「能力」の高い者が出世するのではないですか?
教育現場では、いつの日にか見つかる子どもたちのやりたいこと、
そのやりたいことができたときに実現させる基礎的な学力・人間力を教え育てる必要があると思います。
高いところに登っていれば、広い裾野を見渡すことができます。
学生の頃はとにかく自分の持っている能力を成長させることに、
我々大人は協力すべきです。