子は親の鏡
2020/03/07
「子は親の鏡」と言います。
子は幼い頃より多大な影響を親から受けています。
そのため子の様子を見ていれば、
親がどのような性格、信条、思考の持ち主かが、
かなり分かってしまいます。
ですから、我が子の行動や思考を通して、
親自身が自分を顧みることができるのです。
もし子供に気になる点があれば、
自分の影響ではないかと考えてみてください。
またよく思うのですが、
「世の子どもたちは、世の大人たちの鏡」ではないでしょうか?
「最近の子どもは」
と批判し、嘆く前に、
「大人がそうさせているのではないか?」
と考えて欲しいのです。
新型コロナウイルスの感染対策として、
市中からマスクが足りなくなると、
有りえないほどの高額でマスクをネット販売する大人が出てきています。
?自分の利益だけを追求している姿は何を物語るのでしょうか。
信号を守らない、ベンチのそばにタバコの吸い殻を捨てている、
列に割り込む、歩道なのに猛スピードで自転車を走らせる大人。
これで子どもたちに何を教えようとしているのでしょうか?
「もうこの子はグズグズして」
「まだ宿題をしていないの!」
「またゲームばかりして!」
と様々な批判を子どもに親はしますが、
ここは冷静に親自身の行動や思考を確認して欲しいのです。
恐ろしいほど子供たちは、親の言動に敏感に反応しているのです。
受験学年ではない時は、
野球観戦、外食、旅行にと、親の都合を優先し、
勉強を休ませてでも連れ出していたのに、
受験生になった途端、
「勉強だけに集中しなさい」
と言っても、子どもは混乱するのではないでしょうか?
親の方としては、
「いや、受験生になったのだから、ケジメをつけて勉強中心の生活に。それまでは遊びや息抜きも大切」と考えているのでしょうが、
子どもはそんなに都合よく親の言うことなど聞きはしません。
今まで勉強よりも親の都合で、遊びが優先されたことが、何度もあったのに、
今更勉強が大切だと言われても、それは親の勝手な言い分と思われても、
仕方がないのではないでしょうか?
大人である親がまず常日頃から、
何を子どもに伝えたいのかを、
しっかりと考えていきましょう。
そして、伝えたいことは親がまず自ら実践してみせてください。