個別指導塾の料金は安い❓
2020/03/03
もう10年以上前から増加してきている個別指導塾が、
新型コロナウイルスの影響で今、注目されているようです。
では個別指導塾の特徴とはどのようなものでしょうか?
(1)生徒も保護者も、自分の子どもだけがていねいに指導してもらっているような気持ちになれる。
実際、20人以上の一斉指導では、私も経験してきましたが、
どうしてもおとなしいいい子は、
ただのお客さんになってしまうことが多くなります。
さすがに、20人以上の授業では、
本当の意味で一人一人に気を配ることは、
かなりの経験を積んだ教師でなければできません。
ましてアルバイトの学生教師に、
この力を求めることは酷というものでしょう。
(2)教室を細分化することにより、子どもたちの塾内での不要なコミュニケーションが減るように感じる。
確かに、この形態であれば、授業が始まっても問題を解こうとせず、
友達とおしゃべりをしたり、遊び始めたりする生徒は減ることでしょう。
(3)この形式だと、教師も学生のアルバイトで十分対応ができる。
経験豊富な優秀な教師を何人も確保することは難しいので、
教師を確保するには適しています。
(4)月謝は一斉指導より高く設定することができる。
教室に対する家賃、維持費、教材費、教師に対する報酬は、
一定時間を生徒数で割ると、当然1人・②人の個別指導では、
割高になるので、その分を月謝などに反映させています。
以上のようなことが主な特徴になると思われます。
更に注意して頂きたい点は、
(1)生徒側の裁量が大きい。
(2)補習には向いているが、受験にはあまり適していない。
ということです。
(1)については、個別指導塾は教室を細かく間仕切りしたりして、
生徒に好きな教科、好きな教材を自習させ、
先生が生徒一人ひとり間を回ったりして、
疑問点があればそれ答えていくというスタイルになっているため、
生徒側はよほど自己分析能力が高くなければ、
本当に自分に必要な学習を見極めることは困難になります。
往々にして生徒は必要な学習ではなく、自分の好きなこと、
つまり自分に楽な勉強を行ってしまいます。
楽な勉強で力がつくほど、受験勉強は甘くありません。
質問をするにしても、質問をする力がなければできないのです。
先生から
「質問はないですか?」
と聞かれても、学習に対する意識の低い生徒は、
「ありません」
と応えて終わるだけです。
(2)については、短期的に苦手な分野・単元を補うためには、
個別指導は効果的な面があるのですが、
長期的に受験勉強をするためには、
仲間でありライバルである他の生徒の存在が身近に必要なのです。
一人黙々と受験勉強に取り組めるようなレベルの高い生徒であれば問題はないのですが…
逆にこのようにレベルの高い生徒ならば、塾は必要ないのかもしれません(笑)。
以上のように簡単ではありますが、個別指導について述べてみました。
もちろん個別も一斉も良いところがあるから世に存在しているのです。
そこで学習支援塾では、「いいとこどり」を考えて指導にあたっています。
説明を中心とした1~10名程度での授業と、
志望校や現在の学力、やる気に合わせた個別指導を組み合わせて指導しています。
ぜひ、生徒の皆さんも保護者の方々も学習支援塾の教育方針・指導方法を、
他のブログや他のページでご検討ください。
よろしくお願いいたします。