塾の評判と口コミ
2020/03/02
新年度を控えて、保護者の方々を中心に、
様々な塾の評判をインターネットなどを通じて取得されていることと思います。
その評判に接するとき、見落としてはならないポイントがあります。
それは「決して得た情報をうのみにしない」という当たり前のことです。
評判や口コミは、
「誰が何の目的で発信しているのか?」
をしっかりと見極める必要があります。
多くの場合、その発信することによって、
発信者が何らかの利益を得ていることが多々あります。
つまり自分のために情報を発信しているのです。
もちろん中には、
真剣に後輩となる保護者の方々のためにと、
純粋に真摯に塾を評価している方が多数おられるのも、
また事実です。
現在、中学生の公民の教科書には、
「情報リテラシー」という用語が記載されています。
「情報リテラシー」とは「情報活用力」のことで、
個人情報の流出に注意し、
ネット上に溢れる大量の情報の中から、
自分に必要な正しい情報を取捨選択する能力を示しています。
子供たちに情報の活用の仕方を教えるならば、
まず大人(保護者)が手本を示すべきではないでしょうか?!
現在、どこかから出たデマに踊らされて、
トイレットペーパーをはじめとする日用品を買い占めている風潮を、
子供たちはどのような目で見ているのでしょうか?
学校などで教えられていることと、
現実とのギャップにあきれている子供たちも少なくないと思います。
日本家庭紙工業会の会長も、
「トイレットペーパーの原料調達は、中国に依存していない」
と述べられています。
なのに世の大人たちは、
自分のため、自分の家族のためだけに買い占めを行っているのではないでしょうか?
買い占めを行えば、本当に必要な人、本当に必要な時に、
その品が届かないと、なぜ想像しないのでしょうか?
という私もあまり偉そうなことは言える者ではありませんが、
子供たちに教育を施す立場の者として、
踏みとどまるべきときは踏みとどまり、
何らかの発信を子供たちに出来ればと思います。
話が少しそれましたが、
どうか保護者の方々は、
正しい情報を得て、お子様の指導に当たっていただきたいと願っています。