目標通りに得点できた人は、

このまま波に乗って、どんどん進んでいきましょう。

しかし、油断大敵。

特に現現役生の場合は、2次試験で浪人生にひっくり返されることがあるので要注意です。

得意な科目、不得意科目共にバランスよく学習を進めていきましょう。

 

また、目標点に達しなかった人は、

より冷静に自分の学力を見定める必要があります。

本当は出来るだけの学力があったのに、

このセンター試験ではミスが多発してしまい、

目標に届かなかったという場合は、

2次試験で合格者平均を目指し、

逆転合格を狙うことも可能でしょう。

 

だが、学力自体が足りないと感じた場合は、

志望校の変更も視野に入れるべきです。

やみくもに意気込んで奇跡を信じることは危険です。

 

まずは自分にとっての最悪の事態を避ける発想を持つことが必要です。

 

そして、いったん新たに目標を確認したならば、

後は最後の最後まで学力を高める努力を継続するだけです。

 

過去問の演習を中心に、

弱点を補強し、得意分野をさらに磨き、

いかにして合格最低点を1点でも上回ることが出来るかに、

挑戦するだけです。

 

このセンター試験で出来た人も出来なかった人も

やれること、やらなければならないことは、

やはりただ一つ。

 

燃える執念の炎となって、

受験勉強をやり抜くことだけです。

 

落ち込んだり、喜んだり、

あきらめたり、満足したりするのは、

私立大学の受験も含めて、

自分自身の最後の試験が終わってから、

好きなだけ行って下さい。

 

今はその時ではありません。

 

「不遇はナイフのようなものだ。刃をつかめば手を切るが、取っ手をつかめば役に立つ」

（ハーマン・メルヴィル　アメリカの作家）