大学での現在の問題点を、京都大学副学長の北野氏は、「難関大学に入ること自体が目的になり、自分のやりたいことよりも、偏差値で受験を決める傾向が強いのは問題だ。京都大学でも、意欲が低く自己研さんしようとしない学生がだんだん増えている」と指摘されています。

せっかく京都大学に入りながら、目的もなくブラブラと毎日を過ごされたのでは、本人も損をしていますが、社会的にも損失で税金の無駄遣いです。

実際に社会が求めている人間像は、「様々な困難・問題が次から次へと発生する現代社会において、智恵と行動力で突破する熱意あふれる姿」ではないでしょうか。

北野氏も「得意なことに熱中し、将来芽が出そうな受験生を求めている」と述べておられます。

受験生の皆さん、高度経済成長期のように「どこかレベルの高い大学に入れればそれで良い」という時代は終わっていることを理解してください。

「どこの大学に入学したか？」より「大学で何をしたのか？」が、今大切なのです。

ぜひ、熱のある人へと成長していってください。

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