卒業式
2016/03/10
卒業式のシーズンになりました。
「あんなに幼かった子が、もう…」と感慨にふけられている保護者の方々も多いことと思います。本当にご卒業おめでとうがざいます。
不思議なもので、このような節目の時期を迎えるたびに思い出されるのは、我が子の幼い日々の姿です。
夜、急に熱を出したといって慌てて救急病院に駆け込んだり、「はった」「立った」「歩いた」と言って、小さな変化の一つ一つに大喜びした日が懐かしく思い出されます。
何かの本で読みましたが、「親は子供が幼い時に、すでに一生分の喜びを与えられている」という一文がありました。
本当にその通りだと思います。だから、親は子供が反抗期を迎えても、独り立ちして家を旅立っても、ずっと受けた喜びを、一生子どもに返していけるのだと思います。
「花開く時 その根を思う 心切なり」
私の教育の師より教わった言葉です。