親も教える時は教師になる
2016/01/30
最近、小学生の子を持つ親に対して、算数などの授業を行う塾が増えてきました。
おそらく親の学力は向上すると思いますが、子どもの成績に反映するかどうかは、いささか疑問です。
なぜなら親子の間には特別な感情があるため、なかなか冷静に教えることが難しいのです。
例えば、算数の問題を一緒になって解いている時、だんだん親の口調が強くなり、「前にも教えたでしょ!」「何回言えば分かるの?」と、つい口に出してしまい。挙句の果てには「何で分からないの?ダメね!」と、その子の能力までも否定してしまい、子どもは怒り、泣き出し、やる気を増々失っていくのです。
教師は子どもたちが分からないところを分かるようにすることが仕事であり、教える時に感情的な攻撃は「百害あって一利なし」ということを知っていますし、出来るようになるまで根気強く接していきます。
大体、一度や二度教えたぐらいで、全部出来るようになるのなら、教師ほど楽な仕事はないかもしれません。
保護者の皆さんが我が子に大切な時間を割いて教えることは、決して悪いことではありません。
しかし、教える時は、親としての感情を抑え、教師役に徹してください。
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学習支援塾「羅針盤」
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