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親も悔いを残さない

2015/12/10

 「親はどこまで口出ししても良いのでしょうか?」と、受験が近づいてくると、よく相談される内容の一つです。どうやら、子どもに言いたいことがあるのだが、子どもに嫌がられるのが嫌で、「口出ししない親」が「賢い親」と自分に言い聞かせているのだけれども、「どうも気になる」「どこまでなら許されるのか?」と指標を探しておられるようです。

 

そんな場合、私はこう答えます。「子どもには、受験で悔いを残すなと言っています。それと同じで、親も悔いを残してほしくない。『あのとき、言ってよけば良かった』などと、親が後悔するようであってはいけません。我が子を本気で愛している親の言葉なら、たとえ言われたその時は嫌がったとしても、必ず親の真意は伝わります。命がけで生んで、命がけで育ててきた我が子に遠慮などせず、ドーンとぶつかってみましょう。どう伝えたら良いか迷うときは相談してください」と。

 

今も昔も親の愛は、子どもが思うよりはるかに深いものです。「我が子のため」と思う気持ちを、真摯に伝えてあげましょう。

親子とも悔いを残さない受験。結果はどうあれ、まず第一に目指すべきものだと思います。

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